子育て

叱らない・褒めない!認める・共感する育児とは?

女の子 背を伸ばす

こんにちは、管理人のイブです。

2回にわたって、褒める育児のリスク、怒る育児のリスクをご紹介しました。

 

両方とも「子どもを評価することにつながる」ため、子どもの成長の可能性を低くするリスクがあるんですね。

では一体どのような育児をすればいいのか…ですよね。

その答えとなる一つの育児法を今回はご紹介します。

心理学に基づいた育児法になりますが、育児法の一つとして参考にしていただければと思います。

 

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子どもがダメな自分を作り上げるプロセス

叱るリスク

育児をする上で、ママも人間なので、どうしても感情が発生します。

ママにとって都合の悪いことをする=怒る

ママにとって都合のいいことをする=褒める

このパターンが多いと思います。

ただ、子どもは自分の行動に悪気はありません。

幼ければ幼いだけそうですが、「ママを特別困らせよう!」とか「これをするとママが怒るから、しないでおこう!」と思って行動するわけではありません。

子どもは素直で、良くも悪くも「ありのままの姿」です。

だからそのありのままの姿を、怒られたり褒められりという評価がされると、逆に混乱するんですね。

だから

怒られる自分=ダメな自分

褒められる自分=良い自分

という認識になってしまい、ダメな自分だと感じた時は、強烈な自己否定をするようになります。

でも本来、人はダメな自分もよい自分も両方存在するものです。

ママだって、子どもや夫に八つ当たりをしてしまったり、友人に愚痴ったりしますよね。

その時に

「八つ当たりなんて最低の人間のすることだ!ダメ人間め!」

「何度言っても愚痴る癖が治らないな!いい加減にしろ!」

と誰かに責められたら、とても辛くなりますよね。

でも、子どもは怒られ続けると、自己否定の感情が強くなります。

自己否定が強くなると、このような「責める」思考を常にしてしまいます。

幼いころにママやパパに叱られたシーンを、大きくなっても何度も何度も頭の中で再生するのです。

そして結果として

自分=ダメな人間

という考えを作り上げてしまうのです。

これが子どもが自分はダメだと思い込むプロセスです。

でも、自分を「ダメな人間」と考えている人物が、将来大物になれるでしょうか?

健全な育ち方をするでしょうか?

自分を成長することに力を注ぐのではなく、自分を否定することに力をそそぐ…そんな人間になってしまったら、悲しいと思いませんか?

また、褒めて育てた場合も同じで、「ママに褒めてもらえないような行動をする自分」を否定してしまいます。

結局褒めるのも、怒るのも、「自己否定する人間を育てるリスク」が発生してしまうのです。

それでは、「自分をダメな人間」と思わずに成長していける認める・共感する育児について、3つの方法をご紹介しますね。

認める・共感する育児の3つのポイント

感情を認める育児

人には色んな感情がありますよね。

先ほどご紹介したように、ママだってイライラしたり、喜んだり、悲しんだり、1日の中でも色んな感情が登場します。

その感情一つ一つに良い、悪いはありません。

そのすべてを認めてあげるんです。

ママの感情も、子どもの感情も、ただ認める。

イライラ=悪い感情

喜び=良い感情

このように判断しないということです。

だから例えば、子どもが兄弟とケンカして、悔しくて泣いていたとします。

よくある光景ですよね。

その時に

「おもちゃはかわりばんこで遊びなさいっていったでしょ!」

「なんで仲良くできないのよ!」

なんて怒っちゃうママさんもいると思います。

でもまずは子どもの感情を認めてあげます。

「そっか、悔しかったんだね」と。

ママが自分の感情を認めてくれることで、子どもは気持ちが落ち着きます。

そしてそのあとに、好ましい方向に行動を修正できるよう、アドバイスをするのです。

子どもが落ち着いた後に、ママが例えば「時間を決めて、かわりばんこで遊べば楽しく遊べるよ」といったアドバイスをすれば、子どもにもすんなり伝わって、徐々に仲良く遊べるようになります。

でも逆に悔しがって泣いているのを怒られると、「泣く=悪いこと」「兄弟げんか=悪いこと」「ケンカで負ける=悪いこと」「泣く自分=ダメな人間」「負ける自分=ダメな人間」といった、好ましくない認識が生まれてしまうのです。

嘘をついちゃっても、「焦って嘘ついちゃったんだね」

おもちゃがほしくて泣いても「おもちゃが泣いちゃうくらいほしいんだね」

そのように子どもの感情をありのままで認めて、そのあとにママのアドバイスや希望や気持ちを伝えます。

「焦って嘘ついちゃったんだね」→「でも嘘は、ママも悲しくなるから、次は本当のことを言ってほしいな。」or「嘘ってとても危険で、みんなに信じてもらえなくなることがあるんだ。」

「おもちゃが泣いちゃうくらいほしいんだね」→「でも今日は買ってあげられないの。ママは今おうちにあるおもちゃを大切にしてほしいなって思うんだけど、今からおうちに帰って一緒におうちのおもちゃで遊んでみようよ。」or「ママも買ってあげたいって思うけど、いつも好きなものだけ買っていると、必要なものが買えなくなっちゃうんだよ。」

※アドバイスや希望は一例ですが、基本のスタンスとしては「私はこう思う」という伝え方をします。

一度感情を認めてあげると、子どもも気持ちが落ち着いて、ママのアドバイスがすんなり耳に入るのです。

このママに共感してもらえたという過程で、子どもの自己否定という思考は生まれにくくなるのです。

自己否定をしなければ、人間は「どう行動を修正したらいいのか」を建設的に考えることができるようになりますよ。

認める育児は、そのような人間に育つための、準備体操のような役割を担うのです。

行動を認める育児

次に、子どもの行動を認める育児です。

こちらも基本は同じです。

例えば、「何度お風呂に入ってと言っても、だらだらして最終的に怒らないと入らない」という場合。

こんな時もまずは「お風呂になかなか入らないのって、なんでかな?」と子どもに聞きます。

子どもの気持ちを聞かないと、共感はできないので、責めずにただ聞きます。

多分「めんどくさいから」とか「お風呂が嫌いで」といった返事が返ってくると思います。

でも中には「お風呂がじめじめしてて汚く感じる」とか「一人で入るのは実は怖かった」という感情が隠れていることもあります。

でもママが聞くことで、初めて子どもの真の気持ちが分かるのです。

なぜ入りたくないのか聞いたら、「そっか、お風呂に入るのは面倒なんだね。確かにテレビを見たり、おもちゃで遊ぶ方が楽しいもんね。」と、子どもの感情を認めてあげます。

ママが「めんどくさいからだらだらする」という子どもの感情と行動を認めてあげると、子どもは「ママは僕のことを否定しない。わかってくれている」と気持ちに余裕ができます。

気持ちに余裕ができると、ママのアドバイスもすんなり聞きやすくなるんですね。

その状態になって初めて

「でも、お風呂に入らないと体が臭くなっちゃうんだよ」

「お風呂って実は気持ちいいんだよ」

といったママの話が、すとんと子どもの心に響くのです。

あるいは

「お風呂って、毎日入るものなんだ。どうしたら楽しく入れるのか、一緒に考えてみようか。」

「お風呂に入ることを習慣化してみるのはどう?例えば18時になったら必ず入るとか。」

といった提案をして、一緒に考えてみるのもいいかもしれません。

子どもの考える力も身につきますよね。

始めは子どもも、行動の修正がうまくいかないかもしれませんが(何度も失敗して身に着けていくので)その時も怒らず認めて、子どもの感情に寄り添ってあげます。

そして徐々にママのアドバイスをもとに、自分で考えて行動の修正をできるようになったり、失敗しても何度もトライできるようになるので、結果的に育児も楽になるのです。

成長を認める育児

最後に成長を認める育児。

これは「褒める育児」をするママさん向けです。

例えば褒める育児では、テストで100点を取って見せてきた子どもに対して、「100点なんてすごーい!あなたは頭がいいよね!」と褒めたりします。

でも、認める育児では

「100点をとれたのが、嬉しかったのね。あなたが嬉しそうだと、ママも嬉しくなっちゃう!」

と、100点をとれてうれしいと感じている子どもの感情を共有してあげるのです。

反対に80点で悔しがっている子どもには、褒める育児だと、「でも国語では100点取れたじゃない!すごいよ!」とか「80点もすごい点数よ!だって平均点は60点でしょ?それよりもできてるのよ。」と褒めると思います。

でも認める育児では

「80点で悔しいのね。じゃあ、どこが間違えたのか一緒に考えてみようか。」

と、悔しいという子どもの感情に寄り添ってあげます。

悔しいという感情に寄り添った後で、テストの内容をどこまでできているのか一緒に確認してあげるんですね。

ママが一緒に確認してあげると、子どもは「自分はこことここがクリアできてる!でもこことここが苦手なんだな」と、自分の成長している部分が分かったり、得意・不得意を自覚できます。

成長の確認を一緒にしてあげることで、子どもは自分がどこまで成長しているかを確認でき、さらに上を目指せるようになるのです。

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認める育児は、はじめは少し大変

確かに認める育児は、はじめは面倒だ…と感じるかもしれません。

だって怒るほうが簡単です。

怒るとたいていの子どもは、お母さんが怖くて行動を起こすからです。

でも、その怒るという方法は、子どもが大きくなるにつれて、全く機能しなくなりますし、子どもが自己否定に陥るという副作用があります。

褒める育児も同じ。

ママに褒められることは、成長するとだんだん効果がなくなります。

それに対して、認める育児は、丁寧に子どもの感情に寄り添っていく方法です。

そのため、「面倒くさい」「時間がないのに、そんなことしてられない」と感じる方もいます。

でも、あなたはずっと怒り続けて、無理やり子どもに行動させたいですか?

それともはじめはちょっと大変ですが、徐々に子どもを成長させ、最終的に子どもが自分で考えて行動できるように成長してほしいですか?

認める育児は、子どもが自分の感情をコントロールし、そして考えることができる力を育てる育児法なのです。

もし、怒る育児、褒める育児がしっくりこないと感じるママさんは、ぜひ認める育児に挑戦してみてくださいね。

ただ、そうはいっても、ママは毎日忙しいもの。

余裕のないママが「怒る育児」「褒める育児」から、急に「認める育児」に変えていくことは大変。

だからイメージとしては、10回怒っていたうちの1回を認める育児にしてみる…と、徐々に変えていくといいですよ。

さらに、その認める育児が難しい場合の補助的な育児法をご紹介しますね。

認めることが難しい時は…補助的育児法

今まで子どもを怒っていた方にとって、いきなり認める育児をするのはちょっと難しいですよね。

そのため、徐々に怒る育児から認める育児に変化できるようになる補助的な方法をご紹介しますね。

①修正案を紙に書いて見せる

例えば、「子どもの朝の支度が遅い」場合。

その時に「早くしなさい!」と怒っても子どもはパニックになるだけで、改善されません。

発達障害の子にも有効なのですが朝の支度を目で見えるように紙に書いてあげます。

7:30 靴下をはく

7:35 教科書と文房具の用意

7:40 ティッシュとハンカチを入れる

7:45 歯を磨く

7:50 上着を着て外に出る

始めは細かく目安の時間を書いてあげると、子どもも行動しやすいです。

この時間で終わらない場合は、もっと時間を長くしてあげます。

まだ文字が読めない子には、絵で紙に書いて貼ってあげます。(黒板やホワイトボードでもOK)

そして子どもが最終的にその紙を見ないで習慣化できるまで、一緒に確認してあげるのです。

ママもだんだんと「紙に書いてあるでしょ!それ見て用意してよ!」と言いがちになりますが、子どもが自分でできるようになるまで、一緒にチェックをしてあげます。

チェックシートにしてもいいかもしれませんね。

怒鳴るよりもはじめは手間がかかりますが、習慣化できればママが確認する必要がなくなるので、楽になりますよ。

②怒る前の予告

怒鳴ったり怒ったりするのは、子どもにとってもママにとってもあまりよい効果はありません。

でもママも人間ですから、怒ってしまうことがあるのは当然ですし、怒ることが悪いことではないんです。

ただ、その後の育児を良い結果にしていくために、怒りそうなときは「予告」をします。

「ママは今とってもイライラしてます。あとちょっとで怒りそうよ。」

「今すぐ寝てほしいの。ママも眠くて今とってもイライラしてるから。」

と、子どもに「あと少しで怒りが爆発しそう」ということを伝えるのです。

そうすると、子どもはママが怒るまでのワンクッションがあるので、パニックを起こさずに行動できます。

ママも「自分がもうちょっとで怒りそう」という感情に気付けますので、自分の感情をコントロールする訓練になります。

③感情に名前を付けてラベリング

もし子供を怒りたくなった時に、その感情にラベリングをします。

ラベリングとは、イライラしてきたな…と自分で感じた時に、心の中で「怒るママが登場」とか「イライラママが出てきた」という感じに、怒りの感情に第三者のように名前をつけて、ラベリングすることでしっかり認識します。

自分の感情にラベリングをすると、感情を客観的に受け止めることができるので、気持ちが落ち着くんです。

気持ちが落ち着くと、ママも怒りの感情をコントロールする余裕が出てきます。

私は「プンプンさんが出てきた!」とラベリングをしています。

怒りの感情をコントロールできれば、認める育児も無理なく実践しやすくなりますよ。

ママも失敗しながらママとして成長していく

子どもの問題行動

認める育児ってよく分からない!

そんな風に感じましたか?

でもママも「そんな育児はダメ!」って言われるよりも、まずは「子どものこと、つい怒っちゃうよね。」「みんなそうだよね。」って認めてもらえる方が、気持ちが軽くなりませんか?

気持ちが軽くなると、怒る育児から、認める育児に変えていくこともできます。

そのプロセスを、子どもの育児に生かすんですね。

ママが怒ってしまうこと、それは決して悪いことではありません。

でもその怒るという感情をコントロールできるようになれば、ママもニコニコの日が増えて楽しい毎日に変えていくことも可能なんです。

始めは認める育児はうまくいかないかもしれません。

失敗しながら、自分なりの方法を身についていっていただけたらと思います。

そんな一所懸命なママの姿を見たら、子どももいつの間にか成長していくんですよ。

この記事のまとめ

☑子どもの感情や考えを否定せず、認めてあげる

☑感情を認めると、子どももママのアドバイスが身につくようになる

☑認める育児が難しい時は、ママが怒りをコントロールする方法から始める

☑認める育児はママも成長できる

この記事が参考になれば嬉しいです。

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