こんにちは、管理人のイブです。
褒める&叱るって子育ての大きなテーマでもありますよね。ただ、褒めたほうがいいと思っていても、叱ってしまうママさんが多いと思います。
また、中には「褒めたいけど、褒めるところがない…」と悩むママさんもいらっしゃると思います。
「子どもに褒めるところがない…」
「どこを褒めていいのかわからない」
こんなお悩みを抱えたママさんは、ぜひ今回の記事を読んでみてください。叱って育てたときのリスクをご説明していきます。
また、褒められないママは、なぜ褒められないのか…についてもご紹介しますね。
Contents
叱ることの6つのリスク
まずは「叱る」のリスクからご紹介していきますが、叱る場面や理由はその時によって様々ですよね。
☑命の危険があること
☑他人を傷つけてしまうようなこと
こういったことは、「叱る」ことも必要になります。ただ、注意が必要なのは「叱りすぎ」「怒りすぎ」な場合。
例えば、以下のような例ですね。
・忘れ物が多いとか、お風呂になかなか入らないなど生活面のだらしなさを朝から晩まで怒ってしまう
・テストでケアレスミスが多くて怒ってしまう
・失敗が多くて怒ってしまう
このように叱ってしまう理由は、
「自分の思い通りに子どもが動いてくれなくてイライラする」
「テストでいい点を取ってもらえると思ったのに期待外れだった」
など、自分の思い通りにならないことや期待通りにならなかったことでわいてくる「イライラ」が原因のことも。
でも叱るママさんも
「子どものために、間違いとか、できないことは直してあげなきゃ!」
と考えて、叱っている場合が多いですよね。
だから本当はいいママさんなんですよ。
ただ、このように常に親に叱られ続けて育った子供は、成長過程で様々なリスクを抱えます。
①~⑥までご紹介していますが、すべてのリスクが出る子もいれば、一部の子どももいます。
叱り続けることで、こんな成長過程をたどる可能性がある…ととらえていただけるといいかと思います。
※適切に「叱る」を使いこなせれば、いい影響を与えることもあります。
今回は「叱りすぎ」とか「感情に任せて怒ってしまう」ことのリスクです。
①自己肯定感が低くなる

叱られ続けた子どもは、成長するうちに以下のような思考に陥りがちになります。
・自分の行動に自信が持てなくて、人の顔色を見てしまう
・失敗が怖くて新しいことに挑戦できない
・いつも不安
・自分はダメな人間だ…と考えがち
このようにいわゆる「自己肯定感の低い人間」に育つ可能性があります。
「なにくそ!」とう反骨精神が旺盛な子どもだったらいい意味で伸びますが、ほとんどの子は自己肯定感が低くなります。
つまり「自分は叱られてばかりの、どうしようもない人間」と思い込んでしまうんです。
このように自己評価が低くなると、新しいことに挑戦したり、能力を伸ばすことが難しくなります。
ママさんもパパに
「何度言っても料理が下手だな!もっとレシピ本をちゃんと見ろ!」
「出かけるのに何で時間がこんなにかかるんだ!」
なんて怒られ続けたら、自信が無くなっちゃいますよね。
実はそれと同じ心理作用があるんです。
②過去を後悔ばかりする

「なんでこんなことするの!!」と子どもは怒られ続けると、自分がしたことを後悔するようになります。
例えば新しいことに挑戦して失敗した場合。
成長する人間はここで
「失敗した原因は何だろう?次に成功するためにはどうしたらいいか?」
と自分の行動を冷静に振り返り、分析して次に活かすことができます。
しかし怒って育てられた人は、
「なんであの時、あんなことをしてしまったんだぁ~~!!しなきゃよかった…。」
と、過去の行動ばかりを後悔します。
これでは成長するのは難しくなります。
どちらが成功する人間かは一目瞭然ですよね。
「失敗を踏まえて次はどうしたらいいのか考える人間」と
「失敗してしまったことを後悔し続ける人間」、
どちらになってほしいでしょうか?
③完璧にできないと許せない

例えばテストで90点を取って怒られたり、忘れ物をして怒られている子ども。
この場合、自分の「テストで100点取れないこと」や「うっかりミス」を許せなくなります。
一見良いことのように見えますが、何事も完ぺきにしないと気が済まなくなる可能性があるんです。
でも、何事も完璧にすることはほぼ不可能。
完璧を求める人に成長すると、「完璧」をゴールに設定してしまっているため、
「完璧にできないとあきらめてしまう」
というリスクがあるんです。
たとえば85点くらいできていることでも、
「完璧にできないからダメだ…」
と自分を過小評価してしまいます。
この考え方も、能力を伸ばす障害になってしまいます。
④常に自分を責め続けてしまう
成長してママに怒られなくなっても、過去に叱られ続けた経験を持つと、自分で自分を責め続ける人間になる可能性があります。
例えばダイエットに挑戦して、失敗した場合に
「あ~あ、また食べちゃった…。私ってやっぱり駄目な人間だ」
「やっぱり私には無理なんだよ」
「なんで自分ってこんななの?」
「こんな自分が大嫌い」
こんな風に思っちゃう危険が。
自分で自分が嫌いって本当に悲しいことです。
もうママに叱られることはないのに、自分の行動を自分で評価して、そのたびに責めて傷つけてしまうんです。
頭の中にすっごく厳しい「ジャッジメント」がいるイメージですね。
⑤すぐに結果を求める
人は失敗と成功を繰り返し、少しずつ成長するものです。
しかし叱られ続けた子どもは、「できないと怒られる」という感覚が身についてしまっているので、すぐにできることを求めてしまいます。
先ほどダイエットの例をあげましたが、ダイエットも日々食事制限と運動を織り交ぜながら、健康的に少しずつ体重を減らしていくことが理想的ですよね。
でも、すぐに結果を求める人だと、「1週間で〇kg減!」というダイエット法ばかりを試してしまったり、短期間で結果が出ないとすぐに諦めてしまいます。
少しずつ取り組めば結果がでてくるのに、「すぐ」にこだわり過ぎて、途中で諦めてしまったり根気が続かないことも。
大きく成長するためには継続することが一番大切なので、すぐに諦めてはもったいないんです。
⑥他人を許せなくなる

叱られ続けた子どもは、「自分ができないことを許せない」ため、他人ができないことも許せなくなります。
常に自分を責め続けるように、他人を責め続けてしまったり、自分が完璧じゃないと許せないように、他人も完璧じゃないと許せなくなる。
これではよい人間関係を築くことが難しくなります。
実は管理人も、やることなすこと怒られ続けて育ちました。
「余計なことばかりして!」
「だからやらないほうがいいって言ったでしょ!自分のせいだからね!」
「なんでこんなこともできないの?!」
「なんでここを間違えたのよ!」※テストで90点だった時など
その結果、まさに「自分に自信が持てない」「完璧にできない自分が許せない」「過去を後悔ばかりする」そんな人間に成長して、その思い込みを無くすのに非常に苦労しました。
「叱る」は評価になる

叱られて育った子供の、成長する上で抱えるリスクをご紹介してきました。
「叱りすぎ」や「怒る」上での一番の問題は、「子どもを評価してしまっている」ということなんです。
・食事を食べるのが遅い←怒る(悪い!ダメ!という評価)
・宿題をしない←怒る(悪い!ダメ!という評価)
叱られたり怒られるたびに、子どもは「お前はダメな奴だ!」という評価をされているように感じてしまいます。
親としては「その行動はダメだよ!」と伝えているつもりでも、子どもは「そんな行動をするあなたはダメな人間よ!」と思い込んでしまうんですね。
つまり「自分はダメ」という思い込みを作ってしまいます。
子どもはママが大好き。
そんなママから毎日怒られ続けていたら、悲しいですが「自分はダメな人間」と自分で自分を決めつけちゃうんです。
そして、「自分はダメ」という思い込みが、その後の成長に影響を与えてしまう可能性があるんです。
では子どもは叱らずに褒めるほうがいいのでしょうか?
実は褒めるのも評価
怒ることのリスクについてご紹介しましたが、「子どもを叱らないようにしよう」「子どもを褒めなきゃ…」と悩んでいるママさんもいると思います。
でも実は、褒めることも「あなたは良い行為を行ったね」という「評価」になるので、ベストな子育てとはいいにくいのです。
つまり、「評価する」という点で、「叱る」と本質的には変わらないのです。
いい評価か、悪い評価か、の違いだけ。
褒め育てのリスクについては別記事でご紹介しますね。
褒めるも評価になるのでおすすめできませんが、褒められないママさんには深い理由があることも。
世間には褒めることが得意なママさんもいるのに、なぜ褒めることがないママさんもいるのでしょうか?
その理由をご紹介しますね。
ママが子どもを褒められない理由
ママ目線で見てしまっている

「子どもを褒められない」とか「褒めるところがない」と思っているママさんは、自分を基準にして子育てをしている可能性があります。
つまり自分と比べて、
「子どもはできない存在」「親が教育しなければならない存在」
として見てしまっているんです。
確かに大人にとっては、子どもは肉体も精神もまだ未熟で、できることが少ないですね。
でも、子どもによって成長は様々なので、ゆっくり成長していく子もいます。
でも、常にママ目線で子どもを見ると、
「この子はできてない!なら指摘しなきゃ!」
となっちゃうんです。
その結果「褒めるところがない…」という思考に陥ってしまいます。
大人に比べたら、子どもっていつまでたっても「できていない」ように見えますから、つい、できていない点を指摘したくなっちゃうんです。
ママもほめられた経験が少ない
また、ママ自身も褒められたことがないと、子どもを褒めることが難しくなります。
ママの大半は、自分がしてもらった子育てと同じ子育て法を無意識に行います。
褒められた経験がないので、「どんな風に褒めたらいいのかわからない…」って感じるんです。
ママが自分を認められていない

もう一つ、子どもをほめられない原因で考えられるのは、「ママ自身が自分を認められていない可能性です。
ママが自分のことをいつも責めたり、自己否定してしまうと、だんだんと自分を許せなくなります。
ママは自分を許せないので、子どもの自由なふるまいも許すことができなくなっちゃうんですね。
特にママ自身が、子どものころに怒られ続けた経験があるときは、要注意です。
叱る・褒めると悩む前に…
今回は、子どもをほめることができない、叱ってしまう…とお悩みのママさん向けの内容でした。
褒める・叱るはどちらも「評価する子育て」になるので、注意が必要です。
評価する…ということは、常に成績表をつけられているような感じですから…。
「今日のあなたの行動は80点!すごいね!次は100点ね!」
「今日のあなたの行動は30点!全然ダメ!もっと頑張んなさい!」
極端に言うと、評価とはこういうことです。
でももしかしたら、ママ自身もこのように育てられて、辛い気持ちを抱えているのかもしれません。

だから「褒めることができない」というママさんは、「褒める」「叱る」と考える前に、まずは自分を認めることから始める必要があります。
ただ、決してご自分のことを責めないでくださいね。
まず第一歩として、ママ自身が先ほどご紹介したような心理状態かどうか、振り返ってみてください。
意識することで、気持ちにもだんだんと変化が現れますから。
そのうえで「褒め育て」でも「叱って育てる」でもない、子育て方法をご紹介します。(別記事でご紹介しますので、少々お待ちください。)
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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