不妊治療

ちょっと待って!不妊治療の助成金で損してるかも…勘違いしやすい落とし穴!

 

不妊治療している方なら誰もが直面する金銭面!何といってもお金がかかりますよね。

体外受精、顕微授精となるとウン十万が一気に請求されます。その時助かるのが、自治体からの助成金。本当に有難いですよね。

え?自治体の助成金?もう知っているよ と、思った皆さん

ちょっと待った~~!!

皆さんの中に申請要件を勘違いして、損している人いませんか?!いや絶対いるはずです!

今回は、助成金で勘違いしやすい申請要件についてお伝えしたいと思います。

勘違いしやすい!ポイント2つ

申請要件は各自治体で設定されていますが、ここに東京都の一部を抜粋しますね。

申請要件の一つに「申請日の前年(1月から5月までの申請日については前々年)の夫婦の合算の所得額が730万円未満であること。」という所得要件があります。

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見たことある方いらっしゃると思います。

ここ、サラッと書いてありますが、

 所得額730万円未満。これ、すごくすごく大事な所です!

 

ポイント1 年収ではない!

所得額って何?

所得額とは、簡単に言うと年収から 給与所得控除額 各種控除額を引いた額です。

 

所得額 = 年収 - (給与所得控除額)-(各種控除額)

 

まず、 給与所得控除額とは、サラリーマンの必要経費とみなされ、年収によって決まっています。下記の表で簡単に計算できるので参考にしてください。

面倒くさい方はこちら↓

 

給与等の収入金額(給与所得の源泉徴収票の支払い金額 給与所得控除額
180万円以下 収入金額×40%(65万円に満たない場合には65万
180万円~360万円以下 収入金額×30%+18万円
360万円~660万円以下 収入金額×20%+54万円
660万円~1000万円以下 収入金額×10%+120万円
1000万円~1200万円以下 収入金額×5%+170万円※注
1200万円以上 230万円※注

(平成28年度現在)

※注 H29年度分より1000万円以上の人の給与所得控除額は220万円になります

 

この表を使って計算すると、例えば年収940万円の方も、給与所得控除額を引くことにより所得730万円以内になるので、助成金の対象内となることがわかります

 

ポイント2 医療費控除額等も引ける!

 

さらに、 所得額を出すには、年収から 各種控除額というものも引いていきます。

 

引ける各種控除額一覧は下記のとおりです。

面倒くさい方はこちら↓

 

各種控除の種類 控除額
社会保険料等相当額 8万円
雑損控除額 実際に控除された額
医療費控除額 実際に控除された額
小規模企業共済等掛金控除 実際に控除された額
障害者控除(普通) 該当者数×27万円
障害者控除(特別) 該当者数×40万円
勤労学生控除 該当する場合、27万円

少し解説をすると、働いていて収入があれば、社会保険料相当額の8万円はまず引くことができます。(夫婦共働きであれば16万円)

そして、不妊治療をしている方であれば、確定申告の際に医療費控除を行いますよね?その額も引けます。

これだけでも、前年の不妊治療での医療費控除額により、例え年収1000万円を超えていても対象内になる方がいらっしゃるということがわかります。

このように申請要件の 所得額というのは、年収から 給与所得控除額 各種控除額を引いて始めてわかるのです。

 

補足:ちょっとわかりにくい!という方へ

因みに、ここまでで、計算わかりにくい!面倒くさい!という方は、

手数料はかかりますが、市町村役場で「所得証明書」というものをとってください。そこに、総所得金額や控除額が書かれていますので、それを持って、役所の方あるいは保健所の方に相談すると、親切に所得額を教えていただけると思いますよ。手っ取り早くて確実、一番わかりやすいです。(源泉徴収票だと翌年に申請した確定申告の内容は反映されていませんので気をつけてくださいね)

 

まとめ

私は不妊治療を始めてから何年もこの730万円を年収だと思い込んでいました。

当時は夫婦共働きで、合算年収は730万円超えていました。病院で何度も目にしていた自治体のポスターには、所得額ですよ!年収ではありませんから、注意してくださいね!というような親切な記載は一切ありません。

その為ずっと勘違いをしたまま、申請をしていませんでした。気づいたのは三回目の体外受精が終わった時、たまたま見た記事に書いてありました。

しかし、当時住んでいた自治体では、申請期限が体外受精の手術日から60日以内という念の入れよう。気づいた時には2回分、約45万円の申請ができずに終わりました。

その後も、医療費控除額等も差し引いていいということに気づいたのが更に1年後。いや、気づかなかった自分が悪いと言われればそうなんですが、勘違いしやすくないですか??途中で気づいただけでも本当によかったです。

それにしてもこのご時世、夫婦共働きの方も多いですよね。働きながら、不妊治療もして家事もしてって本当に本当に大変ですよね。がんばっている分、少しでも報われればと思います。

その他にも年齢要件、申請回数など、申請には条件がありますので、各自治体の申請要件はくれぐれも!注意して!見てみてくださいね。

★この記事を書いた人:ロア★
30代主婦、妊活歴6年、不妊治療歴6年のベテラン。日々の美容に力を入れ、女子力も高い。

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POSTED COMMENT

  1. ジャック より:

    とても分かりやすい解説有難うございます。
    とてもややこしい手続きさせて、自治体は金を払いたくないのか?と言うものばかりですよね…

    早速市役所行って所得証明書取ってこようと思います。
    ありがとうございました!

    • イブ より:

      ジャック様

       ブログをご覧くださいまして
      誠にありがとうございます。

      確かに自治体の手続きは
      分かりにくいことが多いですよね。

      記事を参考にしていただけたら幸いです。

      • ミホ より:

        初めまして
        参考になる記事ありがとうございます。
        私もつい先月、助成金の申請をしたのですが、初回は30万までとあり、内容も採卵してとれたけど、体調不良等により移植のめどがたたず治療終了といったものでした。
        いざ、決定額通知が来たら14000円のみ。
        これは、所得額のせいとかでしょうか?
        調べてもわからず、何がご存知でしたら教えて下さい。。

        • イブ より:

          ミホ様

           コメントをありがとうございます。
          助成金に関しては、お住いの地域の各自治体により、対応が異なります。
          そのため、申請した自治体に詳しいことはお問い合わせください。
          また、移植をしてない場合は、自腹で30万円の金額に達しないことがあります。
          その場合は実質かかった額しか支給されない…ということもありますよ。

          申請をした保健所で詳しいことは聞いてみてくださいね。

  2. ミホ より:

    お返事ありがとうございます。
    早いうちに問い合わせてみます!
    急なコメントにも関わらず本当にありがとうございました。

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