共働きの家庭が増えている中、小学生の子どもを夏休み中に、学童保育を利用せずに自宅でお留守番をするさせる家庭も増えていると思います。
学童に入れたいママさんも沢山いますが、学童の供給も追いついてませんし、さらに小学校三年生までしか利用できない施設がかなりあるんですよね…。
昔から「鍵っ子」という言葉があるように、放課後や夏休み中に小学生の子どもを、お留守番をさせる事はよくある事ですが、世の中にはお留守番中の子どもを狙った犯罪もあるのも事実。
ママとしてもとても心配ですよね。
今回は小学生の子どもだけでのお留守番時の危険と乗り切り方、そして注意点を紹介していきますね。
Contents
夏休みの留守番中、小学生の子どもの過ごし方
ご参考までに、生命保険会社の行った、子どもだけで留守番させると回答した人を対象とした(複数回答)「お子さまだけで留守番させる場合、お子さまには何をして過ごしてもらう予定ですか?」というアンケート結果から紹介しますね。
1位の勉強・・夏休みは宿題がたくさんあります。少しずつでも時間がある時に宿題をしておかないと、本人も困ってしまいますよね。
そのため、留守番の時間を使って、計画的に宿題をすすめさせているのだと思います。
このアンケートは複数回答なので勉強したらゲーム、DVDなど遊んでもいいよ~というご家庭が多いのかもしれませんね。
7位、8位、9位に上がった掃除、料理、洗濯ができるなんて本当に素晴らしい!ただ、実はこの素晴らしい行為が子どもを危険にさらしてしまう可能性もあるので、次にあげる注意点を参考にしてみて下さいね。
子どもの留守番中に家事をさせるときの注意点
夏は暑いので窓を開けて過ごすご家庭も多いかと思います。でも、窓を開けていると外から家の中が丸見えなんて事も結構ありますよね。
子どもを狙った犯罪は年々増加しています。そんな中、お留守番中に窓が開いていて子どもしかいない事が分かってしまうととても危険です。
家の中からは外からどれほど見えているのか分からない場合があるので、お留守番をさせている間はクーラーを利用して窓とカーテン(レースのものでOK)を閉めておくようにしましょう。
熱中症の危険性の面からも、エアコンで室温の調整をした方が、安全ですね。
また、アンケートにもあった掃除、洗濯をお留守番時にやらせる際は、掃除の時の喚起や、洗濯ものを干すために窓を開けたら、必ず鍵も一緒に閉める約束をするといいと思います。
もう一つ、料理をさせる場合は火の管理はもちろんですが、食材の買い出しからする子もいるかと思います。
なるべくあらかじめ必要な材料は揃えておいてあげる事がいいですが、それが難しい場合は子どもだけで買い物に行く際に、お留守番中であることを人に話さない、玄関は必ず鍵をかけるなどの約束の徹底が必要です。
そのほかの、小学生の子どもを留守番させるときの防犯上の注意点や対処法をご紹介していきますね。
インターフォン、電話に出ない
子どもを狙った犯罪は手口が巧妙な場合があります。
宅配業者に扮して家に押し入ったり、電話で親が不在な事を確認してから訪問したりする場合もあるんです。
お留守番をさせる場合はいかなる場合でもインターフォンは出ない、電話はナンバーディスプレイなどを利用し、知らない番号は出ないなど約束事を決める必要があります。
私も訪問の仕事をしていた関係上、インターフォン越しで「親は今いません」というお子さんがとても多い印象があります。
チャイムが鳴るとつい出てしまう・・というお子さんもいるかと思うので、インターフォンのモニターの横に出てしまった場合の対処話法の張り紙を書いてあげるといいですね。
我が家の場合は「お母さん、今トイレです」や「お母さん今寝ています」「お母さん今手が離せません」などと、お母さんはいるけれど今出られないと伝えるように言っています。
そして、インターフォンで誰かが来た際には必ず電話をしてねとも伝えています。
もし、電話やインターホンに出てしまった時も、一人でいるわけではない事を伝えるようする事が大切です。
留守番中の一人での外出、帰宅の場合
お留守番の際はなるべく外出は控えてもらいたいところですが、小学生にもなると友達との約束や夏休みのプールなど一人で外出をする機会も多いと思います。
そんな外出時有効なのが、例え一人であっても行くときは「お母さん、いってきます!」帰ってきたら「お母さん、ただいま!」と誰かが家にいるかも?というアピールです。
鍵の施錠はもちろん大切ですが、一人で外出し、帰宅する時はこのようなアピールを忘れないように伝えておくといいですね。
留守番中、困った時にSOSを出せる場所の確保
子どもだけでのお留守番時に困った事や怖い事が起きたら、まずは両親に電話をするかと思いますが、お仕事中で出られないなんてこともあるかもしれません。
そんな時のために、いざという時に電話をする場所、逃げ込む場所を予め設定しておく必要があります。
電話の電話帳や短縮ダイヤルに番号を入れておくことや、近所の方にいざという時に助けてもらいたいという旨を伝えておくことで、ママもお子さんも安心できると思います。
また、近所の派出所の場所なども教えておくといいでしょう。
子どもに留守番させたくない!ママさんの究極の対処法!
お留守番させるのが心配・・でも、仕事も休めない。というママさんにぜひオススメしたい対処法が、ファミリーサポートセンター。
ファミリーサポートセンターは厚生労働省管轄の子育て援助活動で、地域の子育ての援助をしてもらいたい人としてあげたい人を会員として、その間に入りコーディネートしてくれる機関です。
お金はかかりますが、乳幼児や小学生などの児童がいる家庭が会員になる事ができ、保育園のお迎え、習い事の送迎、家でのお留守番など子育て中のちょっとした困ったを助けてくれます。
援助してくれるのは地域のすでに子育てがひと段落した主婦がほとんど。
そして、援助する側は規定の講習も受けているので安心して頼る事ができます。
近所に頼れる人がいない、実家や親戚は遠くに住んでいるなどで気軽にお願いできない時など、とても便利な機関です。
ただ、民間よりも安く利用できるとはいえ、時間単位でお金は発生してしまうので午前中だけ、午後だけなどと上手に利用するママもいるようです。
確かに時間は短め利用すれば、金銭的な負担は少なくなります。
料金、会員登録などの詳細は各市区町村のホームページに記載されています。
利用するかは定かではなくても、登録だけでもしておくといざという時にとても助かりますよね。
まとめ
子どもだけのお留守番は自立心を養うというメリットもあるので、駄目という事ではないと私は思っています。ただ、危険というリスクがあるのも事実。
子どもが安全にお留守番するために、最低限のルールや決め事はあらかじめ話しておくことがリスクを減らすことに繋がります。
お留守番をさせるにあたってよく話し合う事やいざという時の練習をしておくことで、ママもお子さんも安心してお留守番ができますよね。
長い夏休み中、親子で楽しく過ごせるように私も今一度子どもたちと話し合ってルールの再確認をします。
★この記事を書いた人:Y★
アドラー心理学のカウンセラーをしている30代のベテラン主婦。子どもは小学生の男の子が二人。
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