子どもの中耳炎はなぜ繰り返す?80%がかかるって本当?完治する方法は?

小さい子どもにありふれた病気として、中耳炎があります。1歳までに約60~70%、3歳までに80%以上の子どもが経験すると言われるくらい多いことをご存知ですか?

しかも、何度も繰り返してしまうことが多いようです。中耳炎は急に発症し発熱や強い痛みなど苦痛を伴うことが多いですが、子どもはその苦痛を伝えることが上手くできません。

周りの大人が早く気づき、できる限り苦痛なく元気にいてほしいですよね。そこで、今回はなぜ子どもは中耳炎になりやすいのか、かかってしまったときの応急処置についてご紹介していきますね。

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中耳炎に子どもがかかりやすい理由とは?

子どもの中耳炎の原因
引用:

https://kyoai-clinic.jp/%E8%80%B3%E7%AE%A1%E9%96%8B%E6%94%BE%E7%97%87%EF%BC%88%E3%81%98%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%BB%E3%81%86%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%EF%BC%89

耳と鼻やのどをつないでいる管を「耳管(じかん)」と言います。中耳炎が起こるのは、風邪を引いたときにのどや鼻に細菌やウイルスがくっついて、その細菌やウイルスが耳管を通って中耳に入り込み、炎症を起こすためです。

なぜこの中耳炎が子どもに多いのかというと、いくつかの理由があるようです。成長途中の子どもは、耳管が太く短いうえに、のどまでの傾斜がなだらかなので、細菌やウイルスが入り込みやすいという特徴があります。

また、3歳くらいまでの子どもは全身の免疫機能が未発達で、自分で細菌やウイルスに対抗する抗体という免疫を作り出すことができません。

母から受け継いだ免疫も6か月ごろから減少していき、少量の細菌やウイルスが入り込むとすぐに風邪を引きやすく、その結果中耳炎にもなりやすいようです。

 

子どもが繰り返し中耳炎になる理由は?


中耳炎は、一度かかると何度も繰り返すことが多いと言われています。お話してきた通り、耳管の特徴や免疫機能の未熟さゆえに中耳炎を繰り返してしまいます。

その他にも、子どもが中耳炎を繰り返してしまう理由があるようですので、いくつかご紹介していきますね。

 

①子ども同士の接触

中耳炎そのものが、他の子どもを通してうつることは基本的にはありません。しかし、中耳炎の原因である細菌やウイルスは、咳やくしゃみによって他の子どもからうつってしまうことはあります。

また、中耳炎は耳だれが出ることがありますが、この耳だれには細菌ウイルスがや含まれているため、触ったりすることで他の子どもからうつってしまうことがあります。

幼稚園や保育園に通っている子どもは他の子どもと接触する機会が多いので、何度も風邪がうつり、その結果何度も中耳炎を繰り返すことが多いようです。

風邪が流行する秋から冬、新学期が始まる春、プールに入る夏とほとんど一年中みられます。

 

②薬の不十分な内服、薬が効きにくい

発熱や痛みの症状がなくなると、治ったと思い込み途中で薬の服用をやめたり、通院をしなくなったりしがちのようです。途中で薬をやめることで、細菌やウイルスが耐性菌に変化し再発することがあります。

耐性菌に変化した場合、今まで使用していた薬では効果が得られにくくなってしまいます。

 

子どもの中耳炎を完治させるために必要なことは?


子どもは中耳炎を繰り返してしまうことが多いとお話してきましたが、では、中耳炎を繰り返さず完治させるためには、どのようにしたらよいのかご紹介していきます。

 

小児科・耳鼻科を受診し、中途半端に通院をやめない

中耳炎を疑う症状が出ていたり風邪の症状が治まらない場合は、早めに小児科や耳鼻科にかかることをおすすめします。発熱や痛みが治まったからといって、受診をしなかったり、通院や薬を自己判断でやめてはいけません

完治せずに、重症化・慢性化して難聴を招いたりすることがあります。入浴やプールについても、医師の許可をたずねるようにしてくださいね。

 

規則正しい生活を

中耳炎を繰り返さないためには、風邪を引きにくくすることが大切です。うがい・手洗いもちろん、食べ物の好き嫌いをなくし、栄養バランスに気を付けましょう。

免疫力を維持できるように、乳児の場合はできる限り母乳を与えたり、適度な運動や十分な睡眠で免疫力を保つようにしてあげます。

 

鼻水を溜まったままにせず、鼻をこまめにかむ

中耳炎は何度も繰り返すことが多いので、風邪を引いたら細菌を増殖させやすい鼻水を溜まったままにしないことが大切です。鼻をかむことができるようになれば、こまめに鼻をかむことが大切です。

片方ずつそっと、回数を多くするように教えてあげてください。また、鼻をかむことができない場合は、市販の鼻水吸引機を利用するといいでしょう。

上手に吸ってあげることができない場合は、小児科または耳鼻科に行けば専用の器具で吸引してくれます。

 

保育園や幼稚園を休ませることもご検討を

発熱や痛みがなければ、基本的には登園可能なことが多いと思います。しかし、風邪が流行っている時期に無理に登園することで、子どもの疲れがたまってしまい症状が悪化してしまうことがあります。

子どもの様子を見て、登園の判断をしてあげてくださいね。

その他に、耳だれはこまめにふき取ることや耳を触らせないように工夫することなどが完治させるポイントです。
中耳炎を何度も繰り返すことのないよう、意識的に対処していくことが何よりも重要だと思います。

 

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中耳炎の応急処置

中耳炎は急に症状が出ることが多いと言われ、夜間や休日に発熱や痛みが出ることがあります。子どもが急に熱を出したり痛みを訴えると、びっくりしてしまいますよね。

しかし、中耳炎は救急車を呼んだり夜間・休日外来を受診したりするほど治療を急ぐ病気ではないようです。小児科または耳鼻科を受診するまでの間、家庭で行える一時的な応急処置をして過ごしましょう。

では、どのような応急処置があるかご紹介していきます。

 

① 耳を冷やす

中耳炎の痛みや違和感の応急処置として、「痛い側の耳の後ろを冷やす」ということが効果があると言われています。氷や冷えピタを利用し耳の後ろを冷やしたり、首にアイスノンや冷やしたおしぼりなどを当てて冷やすといいでしょう。

冷やしすぎに注意し、アイスノンや保冷剤などはタオルに包んで温度の調整をするようにしてください。また、室温を下げたり、風通しの良い場所へ行ったりするといった方法も、耳の痛みを和らげると言われています。

 

② 解熱鎮痛剤を使う冷やしても、耳の痛みが治まらない場合は、小児用の解熱鎮痛剤を使って問題ありません。市販薬、もしくは同じような症状で小児科または耳鼻科より処方されたものが手元に残っていれば使用期限を確認し使用しても構いません。

注意しなければならないことは、大人用の解熱鎮痛剤を使用することは危険ですし、小児用でも対象年齢と使用量を正しく守ることが大切です。
解熱鎮痛剤を使用することで一時的な痛みや発熱は治まりますが、中耳炎そのものが治せるわけではありません。翌日、休日明けには必ず小児科または耳鼻科にかかるようにしましょう。

 

上記に述べた方法は、あくまでも中耳炎の応急処置です。耳を冷やしたり、解熱鎮痛剤を1~2回使用しても効果が得られない場合は、他の病気が隠れている可能性もあります。

できる限り早めに病院へ行くようにしてくださいね。

 

まとめ

中耳炎の症状は急に出ることが多く、痛みが強く出ると言われています。慌てることはありませんので、まずは冷静に対処しましょう。

また、中耳炎を繰り返さないように大切なことは、治療を勝手にやめないということです。しっかり完治させることが、子どもの健康を守ることにつながっていきますよ。

★この記事を書いた人:N★
看護師資格と経験あり。妊娠のため育休中。
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