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愛情不足の小学生はどうしたらいいの?親や大人の接し方と対処法【アドラー心理学】

「愛情不足の小学生の子どもに、私たち親はどんな対応をすればいいの?」そんな質問がよく知恵袋にもあがっています。

子どもが愛情不足のサインを出しているかどうか、一つの基準になりますので、気になる方は、こちらの記事をご覧ください。

愛情不足の子ども(小学生)のサインは?放置するとどうなるの?

わが子は愛情不足になってる?近所のあの子がちょっと心配…そんな思いを、抱いている方もいると思います。

そして、子どもが愛情不足になっていると気づいた時、さらに子どもが愛情不足になっていると気づいても、「どうしても子供を愛せない…」という時。そんな時、私たち大人はいったいどうしたらいいのでしょうか。

アドラー心理学からの視点から、子どもへの接し方や、対処法などを紹介していきますね。

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アドラー心理学とは

まずは簡単にアドラー心理学のご説明を。ウイーン出身、晩年はアメリカで活躍された精神病学者であり心理学者であるアルフレッド・アドラーの心理学です。

フロイトの「原因論」に対し、「目的論」を重視しているのが特徴。「人の悩みのすべては対人関係の悩みである」と説いている心理学です。

勇気づけの心理学とも呼ばれており、近年ではドラマ化された「嫌われる勇気 著者:岸見一郎」が話題になってきています。

 

人間関係の法則で言うと、子どもが大嫌いな親もいる?

わが子が愛情不足かな?と感じるサインを見せてきたとき、親の私たちがどう対応するのが好ましいでしょうか。

簡単に一言で言えば・・「愛してあげてください」ですが、アドラーでは相手が何歳であろうと、血縁関係があろうとなかろうと自分以外の人は「一人の人間」として考えます。

そのため、例えお腹を痛めたわが子であっても残念ながら人間関係の法則に当てはまってしまうケースがあるのです。

人間関係の法則とは 2:6:2と言われています。(これはアドラー心理学だけではなく多くの心理学で言われています)

世の中の2割の人は無条件で大好きになります。6割の人は友達、知人とまりの人、2割の人は無条件で大嫌いになります。

もし、わが子が「無条件で嫌い」の2割にだとしたら・・簡単には愛せないのが実情です。その場合は、次にあげる対処法の2番をご覧ください。

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わが子が愛情不足かな?と感じた時の対処法

愛情不足の小学生への接し方愛情不足の小学生への接し方

①過干渉・過保護かどうか見直す

多くの母親にとってわが子は目に入れても痛くない、命ですら捧げられると思う程愛しているでしょう。でも、その愛が子どもに伝わっていない場合もあります。

例えば、過干渉・過保護になってしまうのは間違いなく親の愛なのですが、子どもは「信頼されていない。ダメな人間だと言われている」と間違ったメッセージを受け取ってしまいがちです。

愛しているからこそ、なんでもしてあげたい、苦しい事や痛い事は遠ざけてあげたいと思ってしまう気持ちはよくわかりますが、子どもはいずれ「自立」」していかなければ生きていかれなくなってしまいます。

苦しい事、痛い事も経験するからこそ優しく、たくましくなるのだと思います。愛しているのですから、「与える愛」を少し「見守る愛」に変える事をオススメします。 

子どもが失敗し、痛い思いをし、苦しんでいる時に「大丈夫、私はずっとあなたを見守っているよ。きっと乗り越えられるよ」と伝えてあげるだけで子どもは安心して前へ進めます。

過干渉・過保護が行き過ぎてしまうと子ども依存してしまい、自分で決める事や解決する能力を奪ってしまう結果になりがちです。親の見守る勇気は子どもを大きく育てます。

 

②子供を愛せない親の対処法は?

一方で、先ほどご紹介しました対人関係の法則であったように、親子でも2割の割合で、どうしても愛せない事があります。 

特に大きな理由はなくても生まれた時から憎たらしいとしか思えないという親が少なからずいます。そんな場合、大抵の親はとても苦しんでいます。

「わが子なのだから愛さなくては」「愛せないのは自分に欠陥があるのでは」と、わが子を目にする度に苦しんでいます。

その苦しみから虐待や育児放棄などに至ってしまうことも。その場合は、まずはご自身を必要以上に責めないでください。

わが子であっても愛せない人は自分一人ではない事を知ってください。そして、自分を愛する事から始めてみる事をオススメします。

ただ、子どもには全く罪はありません。

世の中では子どもにとって一番必要なのは「親の愛」という風潮が根強いですが、子どもにとって一番必要なのは「安心と愛」です。

わが子を愛してくれる人(家族、先生など)と一緒に育児ができるのが理想ではありますが、それが難しい場合は、勇気を出して周りに助けを求めることも大切です。 

非難されるのではないか、許されない事なのではないか・・と迷うかもしれませんが、適正な機関や信頼できる友人などに話してみてください。「話す=放す」です。

まずは誰かに胸の内を聴いてもらう。そうしていく事で苦しみはどんどん放れていきますよ。

 

近所の子がちょっと心配と感じた時の、対処法

子どもの友達、近所の子など「あれ?この子大丈夫かな?」と感じた時・・まずは様子を観察してみることが大切です。

「たまたま」なのか「いつも」なのかを見極めましょう。その時に大事なのは、偏見の眼鏡を捨てることです。

「あの子心配」と思った時点で、「虐待されているのではないか?」「放棄されているのではないか?」などと仮説を立てすぎてしまうと、どうしてもその仮説の証拠集めをしてしまいます。

なので、「大丈夫かな?」と感じた時はまず様子をみましょう。(但し、緊急性がある場合は別です)

次に、ある程度「愛情不足だな」と確信を持ったら学校や専門の機関に相談しましょう。ここで間違えてはいけないのは、子どもの生命の危機でない限りは「相談」に留めておくこと。

「通報」という形にしてしまうと、その子自身が傷ついてしまう可能性があります。

「こういう子に対してどうしたらいいでしょう?」や「〇〇君、最近ちょっと気になるのですけど、先生はどう思われますか?」という形が望ましいです。 

そこでのアドバイスを実践できる範囲であれば実践してみるのもいいでしょう。

でも、もっと簡単な方法があります。それは、積極的に声をかける事です。挨拶だけでもいいですし、天気の事や学校の事などたわいのない会話がいいですね。

ただ、ご両親の事の質問はしても、ご両親を否定や批判するような発言は控えた方がいいですね。子どもにとってはどんな親でも大好きな親なのです。大好きな人が他人に批判されてしまうのは悲しいです。

私はその子を気にかけて意識的に声掛けをするだけで十分だと思っています。

「あなたの事を気にしているよ」「あなたが笑顔の日は嬉しいな」というメッセージが、伝わるように心かけて会話をすると、なおいいと思います。  

よその家の子だからと思うと、話しかけることも難しくなりますが、同じ地域の子だからと思うと話しかけやすくなったりしますよ。

但し、先ほども述べましたが緊急性がある時は、迷わず関係機関に伝える必要があります。その通報で親子が引き離されて子どもが悲しい思いをするという意見も耳にします。

でも、確かに子どもの心を傷つけてしまうとは思いますが、生きていく事の方が大切だと私は思っているため、大切な命が悲しいニュースの1つにならないようにするのも周りの大人の役目だと思っています。

 

まとめ

子ども食堂で救われる子も…子ども食堂で救われる子も…

今、「子ども食堂」という子どもがわずかなお金で温かいご飯が食べられる場所を提供するという団体が増えてきていますね。私はこの取り組みはとっても素敵だと思います。

個人で行うのはとてもハードルが高いけれど、そういった居場所があるのとないのでは大きな違いがありますよね。

そこに行けば温かいご飯が食べられて、そこに行けば優しい笑顔で迎えてくれて、時には本気で叱ってくれて、本気で心配してくれるのです。

そんな団体が増えていく事は素晴らしい事だと思う反面、悲しい事なのだな・・とも感じて複雑な心境になります。

愛情は目には見えないですが、声や態度で伝わりますよね。 大人のちょっとした意識や行動で、今よりもっと子どもの笑顔が増えるかもしれません。

★この記事を書いた人:Y★
アドラー心理学のカウンセラーをしている30代のベテラン主婦。子どもは小学生の男の子が二人。

 

 

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