妊娠

妊娠中に心臓がバクバク・ドキドキ!動悸が治まらないときの対処法

妊娠すると、身体が急速に変化していくため、不安に感じる方もいらっしゃいますよね。

妊娠中は様々な変化が起きやすいのですが、中でも心臓の動悸は妊婦さんの約半分が経験したことがあると言われています。

胸がドキドキしたり、息苦しさを感じたりすることから、お腹の赤ちゃんにも何かあるのではないかと不安にもなりますよね。

そこで、妊婦さんの動悸はなぜ起こるのか、またどんな対処法や予防法があるのか、看護師の立場からご紹介していきます。

Sponsored Link

妊娠中の動悸の原因とは?

妊娠中に心臓がドキドキ・バクバク妊娠中に心臓がドキドキ・バクバク

①女性ホルモンの影響

妊娠するとプロゲステロンという女性ホルモンが増えますが、実はこのプロゲステロンが自律神経を乱し、動悸や息切れを引き起こすことがあります。

妊娠している期間中は、プロゲステロンが活発に分泌され続けるため、動悸や息切れが頻繁に起きやすくなってしまうでしょう。

 

②鉄分不足の影響

赤ちゃんに栄養や酸素を送るために妊婦さんの血流量がぐんと増えます。

しかし、血液量が増えたからといってその成分も増えたわけではなく、血液が増える分薄まってしまいます。

血液が薄まると酸素を運ぶための赤血球が足りなくなるため、鉄が不足し動悸を引き起こしやすくなってしまうのです。

血液が薄まって鉄分が不足すると、動悸や息切れだけでなく、めまいや立ちくらみ、頭痛や身体の疲労感も生じやすくなります。

 

③子宮による圧迫の影響

おなかの中で大きくなった赤ちゃんは小さく丸まってはいますが、胎動であちこちを押してみたり、さらに妊婦さんの臓器を押し上げたり圧迫します。

肺も圧迫されてしまうので息がしづらくなったり、動悸が起こりやすくなるというわけなんです。

 

④負担が大きい心臓の影響

赤ちゃんが大きくなればなるほど、たくさんの酸素・栄養を送らなくてはなりません。

さらにたくさんの血液を作り血液量が増えるため、必然的に心臓がポンプとして動く頻度が増えるようになります。

そのため、よけいに心臓に負担がかかりやすくなり、動悸が起こりやすくなるのです。

 

⑤ストレスの影響

どんどん変わっていくからだ、体調の変化、夫に対しての不満、そして出産への不安…。妊婦さんのからだには、さまざまなストレスがかかっていますよね。

積み重なったストレスは自律神経の働きを悪くしてしまうのですが、自律神経はからだの中の様々な部分の働きを調節している監視役。

その働きが低下すれば、様々なところにトラブルが発生してしまい、動悸も起こりやすくなるんです。

 

⑥薬の影響

妊娠後期はお腹の張りを感じやすくなりますが、張りが強い場合は、早産を引き起こす可能性があることから、張り止めの薬を処方されることがあります。

この張り止めの薬なんですが、動悸を引き起こす…という副作用があり、中には強い動悸を感じる人もいます。

 

妊娠中の動悸はいつまで続く?

妊娠中の動悸はいつまで続く?妊娠中の動悸はいつまで続く?

妊娠中の動悸は、妊娠初期~妊娠後期まで長期間に渡って引き起こすと言われています。時期によって、主な原因は異なります。

妊娠初期は、ホルモンバランスの影響、鉄不足による影響が多いようです。

妊娠中期は、子宮による圧迫の影響、ストレスが影響しているようです。

妊娠後期は、さらに大きくなった子宮による圧迫や血液量が増えることによる心臓への負担、お産が近づいてきたことによる不安やストレスが原因と言われています。

Sponsored Link

 

心臓がバクバク・ドキドキした時の3つの対処法

実際に動悸が起きたときはどのように対処すればよいのでしょうか。

 

①からだの左側を下にして横になる

妊婦さんは左側を下にすることで、子宮から心臓へ血流がよくなるので、動悸が落ち着きやすくなるそうですよ。

また、妊婦さんは妊娠後期になると、お腹が重くなってくるので、仰向けに寝た時は、息苦しくなってしまいますよね。

仰向けに眠るのが楽だという方もいますが、おなかが大きくなった妊娠後期には、仰向けは避けておきましょう。

というのも、仰向けでは大きくなったおなかが血管を圧迫して血圧が下がってしまうことがあるからです。

そのため妊娠後期は横向きで寝るのがおすすめです。妊婦さんにとって最も楽な体勢で、リラックス効果も期待できると言われています。

横向きの体勢が取りづらい方は、クッションを使用したり、抱き枕に抱きついたりすることで同じ効果を得ることができます。

 

②安静にすること

動悸が起きてしまった時は、まず安静にすることを優先するようにしましょう。外出先で動悸を感じたら、立ち止まって壁にもたれたり、その場に椅子がある状態なら座ります。

動悸が起きている時は、とにかく動かず一番楽な姿勢を取ることが大切です。

 

③深呼吸で落ち着かせること

安静にしてゆっくりと深呼吸を繰り返すようにしましょう。息を整えることで身体がリラックスし、気持ちも落ち着いてくるようになります。

 

心臓がバクバク・ドキドキしないための4つの予防法

赤ちゃんが大きくなることで生じる動悸は、仕方のないものも多くあります。それでもなるべく予防できるに越したことはないですよね。

普段から実践できる動悸の予防法をいくつかご紹介します。

 

①食生活を改善すること

貧血防止のために、鉄分が多い食事を心がけてみてください。貝類・ほうれん草・小松菜・豆製品・魚がおすすめです。

レバーは鉄分だけでなく、ビタミンAも多く含んでいるので、摂りすぎないように注意が必要です。

また、食事からとることが難しい場合や、鉄分不足が深刻な場合は、サプリメントも有効です。

サプリメントの中でも、葉酸サプリは葉酸以外の鉄分やカルシウム、そのほかにも妊娠中に必要な栄養素が豊富に含まれている商品があるので、妊娠中に飲むサプリメントとしては、もっともおすすめです。

関連記事:葉酸サプリ10個以上を比較してみた!正しく選ぶ時の7つのポイント

 

②動作はゆっくり

妊娠中の動悸を予防するためには、動作をゆっくりにするのが大切です。急に立ち上がったり姿勢を変えたりすると、からだの負担が大きくなり、動悸が起こりやすくなります。

特に妊娠後期はお腹が大きくなりやすいため、ひとつひとつの体勢を変えるだけでも大きな衝撃になるので、ゆっくりと行動するようにしましょう。

 

③ストレスをためないこと

ストレスが溜まると動悸を引き起こしやすいため、できるだけリラックスできるようにしましょう。
趣味の時間を大切にしたり、好きなドラマや映画を観たり、友達と話したりすることでストレスは緩和されやすくなります。

妊娠中は安静にすることが多くなり1人で考え込むことが多くなりやすいため、意識してストレスを発散するように心がけましょう。

 

④からだを冷やさない

からだが冷えると血流が悪くなり、さらに大きくなった子宮により血管が圧迫されやすいため、より動悸が起こりやすくなります。

動悸を予防するには、からだを温めることが大事です。温かくすると全身の血流がよくなり、リラックスできます。

お風呂も熱すぎない温度で入りましょう。妊婦さんは日頃重いおなかをかかえているので、お風呂でリラックスすると睡眠も深くなります。

できる限り湯船に浸かった方が良いですが、ついついシャワーで済ませてしまうという人におすすめなのが「手浴」です。

手・手首だけでもお湯につけるとからだがぽかぽか温まり、自然な眠気が感じられます。

 

また、冷たい飲み物や食べ物もからだを冷やしてしまうので控えるようにし、常温か温かいものを口にするようにしましょう。

 

まとめ

上記で説明してきたように、妊娠中は動悸が引き起こされやすくなりますが、あまりにも頻繁に動悸が起こったり、不安になったりするほど動悸が強かったりする場合は、医師に相談するようにしましょう。

動悸は妊婦さんの多くが経験していることなので、ひとつひとつ対処していくことで改善していくことができると思います。

動悸についてしっかり対策を取ることで、不安のない楽しい妊婦生活を送れるようにしてくださいね。



★この記事を書いた人:N★
看護師資格と経験あり。妊娠のため休職中。

Sponsored Link

 

 

当サイト注目記事!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です